ひっぱり君を使うと大惨事?GSX-R1000のバイクタンク 岐阜県
目次
リッタースーパースポーツ「GSX-R1000」
こんにちは。
バイクタンクの凹みをデントリペアで直す、デントハリマの小山です。
岐阜県から送って頂いたバイクタンクは、スズキ GSX-R1000。バイクタンクの左側、デカールとブルーメタリックの塗装のちょうど境目にできた凹みです。残念ながら、このスズキのリッタースーパースポーツ「GSX-R1000」も生産終了のようですね。今回は、お問合せ時からお客様のご都合により数ヶ月後に岐阜県から送って頂きました。
ひっぱり君、試してみる前にアドバイス
送って頂いたバイクタンクも、丁寧に梱包されて送られてきました。大切にされている車両のようです。お客様も、「経過車両なので素人が下手にひっぱり君とか使うと大惨事になるな」と思われたそうです。
ひっぱり君とは、ご存知の方も多いかと思いますが、このようなちょっとした凹みを引っ張り出して直す工具です。アマゾンなどでも簡単に購入できますし、やり方もネット動画ででていますね。
私からのアドバイスとしては、試す場合に、「ひっぱり君 失敗」で検索もしてほしいと心から思います。
うまくいく場合もあると思うのですが、接着剤が強すぎて塗装が剥がれ落ちたり、引っ張り出しぎて「逆デント」になってしまった事例なども見てからお試しいただくのがいいかと思います。
特に大切にされているバイクや旧車・絶版バイクなどは、経年劣化で塗装の一部がこすれたり小キズがついていることがお多いですので・・・。
GSX-R1000のバイクタンク デントリペア泣かせの凹みの位置
こちらはお客様から送って頂いた写真です。
GSX-R1000タンクのこの位置の凹みは、デントリペア泣かせ。
このタイプのタンク構造では、簡単にデントツールが入らない位置です。
私としても表から引っ張って直してしまいたい気持ちになるのですが、お客様の言われる通り、表から引っ張るとデカールがバリっと剥がれることが予想されます。
デントリペア完了です!
デカールが剥がれないように、ブルーメタリックの塗装が割れないように気をつけながら、デントリペア完了です。
リッタースーパースポーツだけあって、タンクも大きい!
GSX-R1000、タンクが戻された勇姿を見てみたいですね。
お客様のブログで弊社をご紹介して頂きました。
「GSX-R1000 k3のタンク、デントリペア。その結果は…。」
デントリペアご依頼 内容まとめ
- 車種:スズキ GSX-R1000
- 修理箇所:バイクタンクの左側、デカールとブルーメタリックの塗装のちょうど境目にできた凹み
- 症状:傷有り凹み
- 到着〜返送:3日