メッキのバイクタンク、SR400のビックデント。和歌山県
目次
再メッキ回避、メッキ箇所はデントリペアで直す。
こんにちは。
バイクタンクの凹みをデントリペアで直す、デントハリマの小山です。
和歌山県のカスタムバイクショップからご依頼で送って頂きました。SR400の側面のビックデント、大きな凹みです。塗装部分の割れはあるのですが、メッキ部分の凹みを直したいとのご依頼です。再メッキは回避して塗装部分だけを再塗装して修理するための凹み直しです。しかしながら、メッキ部分の凹みを直すには、その部分の凹みだけを直すという訳にはいかず、凹み全体を直さないときれいに直ってくれず、メッキも割れることになるにで凹みに関しては全部直すことになります。
バイクタンクをメッキタンクに加工する工程をご紹介
はじめに研磨工程でメッキがきれいにのるように表面の粗を削ります。メッキ前の検査や薬剤が製品内部に入らない様にマスキングをして研磨の仕上がりを確認を行います。脱脂からはじまりメッキ工程を40工程を約2時間かけてメッキ加工を施します。超音波が生み出す気泡の破裂を利用して洗浄の超音波洗浄します。そして、まずは素地を守るため半光沢ニッケルからはじまり、ニッケルメッキは防錆機能を高め、3層構造の光沢ニッケル、トリニッケル後、光沢メッキでツヤを出します。最後に仕上げのクロムメッキで耐食性を高めます。あとは水洗いから乾燥へ、クロムをしっかり洗い流し乾燥炉へ運びます。乾燥後、冷却が完了した製品は降ろし後、マスキング外し、表面を磨き上げ出来栄えを確認します。
確かにタンクの凹みを鈑金で直してから、再メッキをメッキ業者に依頼するのは、二の足を踏む気持ちも分かります。
SR400のタンクのビックデント大きな凹み直し完了して、デントリペア用のLEDライトを照らさずに普通に見た写真です。あとは、塗装部分を直せば良いだけの状態でお返ししました。
デントリペアご依頼 内容まとめ
- 車種:ヤマハ SR400
- 修理箇所:右側側面のメッキ&塗装部分
- 症状:ビックデント大きな凹み
- 到着から返送:6日